乃南アサ「ライン」
今、私たちの周りにはオンラインが発展してきている。この話は一本の線で結ばれ、深夜における若者達のパソコン通信にはまる、仮想と現実の間の様子が書かれている。 主人公小田切薫が、ネットの世界、とくにチャットでの会話を主体に、…
続きを読む →今、私たちの周りにはオンラインが発展してきている。この話は一本の線で結ばれ、深夜における若者達のパソコン通信にはまる、仮想と現実の間の様子が書かれている。 主人公小田切薫が、ネットの世界、とくにチャットでの会話を主体に、…
続きを読む →3月3日、ひな祭りの日にその事件が起こった。事件とは誘拐事件だが、それはちょっと変わった誘拐事件である。同じ日に東京と小樽で、七歳の少女名前はいずれも「ミカ」といった。犯人からの身代金も一億五百万円と、一致した金額だった…
続きを読む →東京で大学教授が殺された。謎の女性の影が漂う。ポケットに「第一番」と書かれたカードが見つかる。 大阪でホームレスが殺され、同じ筆跡の「第二番」と書かれたカードも見つかる。残された携帯電話の謎。 京都で舞妓あがりのクラブの…
続きを読む →あのおなじみのズッコケシリーズ。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんたちがまたまた戻ってきた。 あれから28年、すっかり中年になった三人。ハチベエはコンビニの経営者で恐妻家。ハカセは学校の先生、モーちゃんはビデオショップのパート…
続きを読む →実際の裁判官が法廷で話された言葉だとか。裁判官といえば、被告に刑を言い渡すだけかと思っていたけど、意外と人間味がある話をされるものと驚いた。ダジャレ、つっこみ、説教いろいろあるみたいだ。この本は個性のある裁判官の声を集め…
続きを読む →1968年12月10日、東京の府中というところでその事件は起きた。それは、白バイの警察官の姿をした何者かが現金輸送車を襲い、人ひとり傷つけないまま現金3億円を強奪した、というものだ。そして犯人は時効を過ぎた今も捕まってい…
続きを読む →作者は現役の弁護士で、「検察捜査」で1994年江戸川乱歩賞を受賞している。 ここには5つの短編集から出来ている。主人公は京森英二。若手弁護士でお金にならない仕事はしたくないといつも思っているのだが、なかなかそうもいかない…
続きを読む →この作品は、第20回サントリーミステリー大賞でみごと大賞を受賞したものである。 主人公の名はタクト、以前は天才ピアニストと称されていた。今はキャバクラで働いている。そんな彼が勤める店の近辺で通り魔事件が発生する。 そんな…
続きを読む →この話は大阪に住むパン屋を営む夫婦とその4人の娘達の物語である。 娘達の名前は春子、夏子、秋子、冬子、ちょうどその季節に生まれたからそう名付けられたらしい。書きだしは末っ子冬子の小さいときの思い出から始まる。そして母親の…
続きを読む →これは言わば“名言集”である。 物語などは書かれていないが、是非紹介したい。 まず本の内容についてだが、小説や詩集、曲、偉人の言った言葉、 自分の書いた本の中からとった名言をそれぞれのジャンルに分けて紹介している。 「名…
続きを読む →