中嶋博行「第一級殺人弁護」 2018年10月8日 / コメントする 作者は現役の弁護士で、「検察捜査」で1994年江戸川乱歩賞を受賞している。 ここには5つの短編集から出来ている。主人公は京森英二。若手弁護士でお金にならない仕事はしたくないといつも思っているのだが、なかなかそうもいかない。 作者自身が弁護士のために内容的にも非常に詳しく書かれている。刑事裁判を舞台に社会犯罪に挑むサスペンス集である。 法律というと難しいと思うが、これは読みやすいので挑戦してはいかがだろうか。 (文/ののこ)