実際の裁判官が法廷で話された言葉だとか。裁判官といえば、被告に刑を言い渡すだけかと思っていたけど、意外と人間味がある話をされるものと驚いた。ダジャレ、つっこみ、説教いろいろあるみたいだ。この本は個性のある裁判官の声を集めた語録集である。
作者の長嶺氏は自分のブログの中で、「『面白くて魅力的!』だと思ったから、皆さんにご紹介しようと思い立ったわけで、笑い飛ばしていただこうという目的で書いたつもりは、まるで無いんです。」と書かれています。この本を読んで、裁判のあり方について一緒に考えてみたいと思いませんか。
(文/ののこ)