牧村泉「邪光」

2002年度第3回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した作品である。 猟奇的殺人を犯した新興宗教赤光宝霊会。教祖久江は邪光を放つ者は粛正しなければならないという会の教義に基づいて、大量殺人を犯し、逮捕された。そんなある日、…

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牧野修「記憶の食卓」

ちょっと風変わりなホラー小説。 今では個人情報保護法なる法律ができ個人情報の入手も困難になった。 さて、あなたの個人情報が流出したらどうするか・・ 名簿屋に勤める折原の元に毎日のように持ち込まれる他人の個人情報。中には高…

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誉田哲也「アクセス」

この本は、若者向きのホラー小説である。パソコンや携帯電話を話題に取り入れた話である。 あるプロバイダに登録し、その上で友達にここを紹介し、登録させるとパソコンや携帯が無料になるという。そこに翔矢と雪乃が登録をする。そこか…

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藤田宜永「異端の夏」

この小説の舞台は信州の軽井沢、佐久が舞台になっている。 ある日ひとりの少年が行方不明になる。そこから事件がはじまる。誘拐か? 主人公刑事辰巳幸輝の目を通し、犯人を追いつめていく。 そこには人間同士のどろどろとした感情が描…

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東野圭吾「トキオ」

初めて読んだとき、なんてファンタジックな物語だろうと思った。 もし、あなたの息子が時を越えてやってきたらあなたならどうする。そしてあなたのこれからの人生に大きな役割を果たしてくれたら。 宮本拓実の息子・時生はグレゴリウス…

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