誉田哲也「アクセス」

この本は、若者向きのホラー小説である。パソコンや携帯電話を話題に取り入れた話である。

あるプロバイダに登録し、その上で友達にここを紹介し、登録させるとパソコンや携帯が無料になるという。そこに翔矢と雪乃が登録をする。そこからおこる奇怪な事件。

自殺する者、親を殺す者、雪乃のいとこ、可奈子をふくむ3人に次々に事件が襲いかかってくる。現実の世界とネット上の世界が入り乱れ、人 を恐怖に落としいれる。

今やパソコン、携帯電話は若者のアイテム。そこからおきる恐怖と、非現実。そして『タダより高いものはない』という教訓。無料だからってむやみに飛びついてはいけないという、今時の高校生の目をとおして書かれている。

(文/ののこ)

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