牧野修「記憶の食卓」 2018年10月9日 / コメントする ちょっと風変わりなホラー小説。 今では個人情報保護法なる法律ができ個人情報の入手も困難になった。 さて、あなたの個人情報が流出したらどうするか・・ 名簿屋に勤める折原の元に毎日のように持ち込まれる他人の個人情報。中には高値で取引されるものもある。そんな中、新しい情報の中に自分の名前を発見した。やがて事件が起こり、その被害者は折原の名前の書かれた名簿の中にいた。 二転三転するこの物語、意外な結末で終わる。これらの事件と折原の関係は?そして個人情報との関連は? (文/ののこ)