唯川恵「イブの憂鬱」

29歳で悶々とした生活を送っている主人公が新しい人生の歩みをはじめるまでの1年を綴った本。 人間は誰でも生きていく中で『これでいいのか?』『このままでいいの か?』と自問自答する事があると思うのだが、そういう転換期の女性…

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矢口敦子「償い」

原作者矢口敦子は心臓病のため小学校5年のとき、就学猶予になる。その後、通信教育で慶応義塾大学、中央大学を卒業する。「人形になる」で女流新人賞を受賞。 この「償い」は、一人のホームレスと中学3年生の15歳の少年の出会い、そ…

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森村誠一「タクシー」

この小説は一人のタクシー運転手の奇妙な出来事が書かれている。タクシーの運転手と客は一期一会の出会いであると書かれている。 乗降する客に2度と会う確率は極めて低い。タクシーには個性はいらない。客もタクシーも互いに人生の破片…

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森村誠一「エネミイ」

この物語はある学校での壮絶ないじめから話がはじまる。 大番長ストーム、子分の牙、死に神、サソリとあだ名される4人、そして彼らを操る卑弥呼と呼ばれる女生徒。そんな彼らが一人の少年を自殺に追い込んだ。少年の母は亡くなり、父は…

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