桑原眞二「山古志村のマリと三匹の子犬」
山古志村にマリという犬が飼い主の豊さんとおじいさんの元で生活していました。マリは10月23日に可愛い3匹の子犬を出産しました。ところがその日恐ろしい経験をするのです。 それは新潟県中越大震災でした。おじいさんは、タンスの…
続きを読む →山古志村にマリという犬が飼い主の豊さんとおじいさんの元で生活していました。マリは10月23日に可愛い3匹の子犬を出産しました。ところがその日恐ろしい経験をするのです。 それは新潟県中越大震災でした。おじいさんは、タンスの…
続きを読む →ある嵐の夜事故にあった主人公、勇作。そのせいで、記憶を貯蓄できなくなり、眠るとその前の記憶が消えるという脳の障害を持ってしまった。そのために日記をつけていると妻は教えてくれたが。 やがて親友が亡くなり・・勇作が果たして殺…
続きを読む →渋谷にある日本酒バー「森へ抜ける道」を舞台に店の常連工藤と、山内、そしてマスターの厄年トリオが、女子大生桜川東子が繰り広げるグリム童話の新解釈を元に繰り広げられる事件の真相のアリバイ探し。 東子はグラスの日本酒を呷るとど…
続きを読む →失踪した女流作家、彼女の夫からの手紙、残された原稿「残虐記」からこの物語は始まる。小説の中の小説、こういう作品は意外と面白いと思う。 25年前、10歳の少女が男に誘拐された。薄暗いアパートに粗野で昼 と夜と違う顔をもつ若…
続きを読む →角田美佐江と25歳年下の夫稔は以前、児童福祉施設「星の子学園」の保育士と生徒だった。夫婦は食事に出かけそこで一人の女と再会する。 そのことが二人の不幸につながり、やがて、その女に放火され殺される。 女の名は「アイ子」。や…
続きを読む →異端にして孤高の民俗学者蓮丈那智、そして彼女の助手内藤三國、そしてこの『II』から新たに加わった佐江由美子が民俗学の謎に挑戦していく。 五つの短編からなっている。 「秘供養」は村の伝承による供養の五百羅漢とは。 「大黒闇…
続きを読む →山梨県東部で地震が起き、大勢の被害者が出た。そして建設中の橋桁付近からほぼ全身と思われる白骨死体が発見された。 男子高校生が学校で焼身自殺をした。その数年後、作家・阿坂龍一郎のもとにつぎつぎと届けられる謎の手紙。それはそ…
続きを読む →事実は小説より面白い。いやテレビドラマでやっている裁判より実際の裁判のほうがリアルで、スリルがあってもっと面白い。 それも傍聴が無料で出来るなんて。 ひょんなきっかけから、作者は裁判所とはどんなところで、どんな事件でどん…
続きを読む →赤い左目を持ち、死者の魂を見ることの出来る大学生八雲シリーズ第4巻。 ある小学校に一つの噂があった。夜になるとどこからともなく「熱いよ。熱いよ」という子どもの声が聞こえ、耳をふさぎその場から立ち去らないと、炎に包まれた少…
続きを読む →赤い左目をもち、死者の魂を見ることのできる大学生八雲シリーズ第3巻。 今回は一人の女性が八雲を訪れ、マンションから飛び降り自殺をし、死後も自殺を繰り返す女性の幽霊のために寝られないと助けを求めてきた。 依頼をうけた八雲は…
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