赤川次郎「幽霊博物館」

幽霊シリーズの17弾なのよね。主人公は宇野警部と女子大生夕子。周りには伯父と姪で通しているけれど、実際は恋人同士。夕子の行くところに事件が何故か勃発する。持ち前の好奇心と推理力で、どんな難事件も解決していくのよね。

短編が5つ載っている。表題にもある「幽霊博物館」では、「うちには幽霊がでるんだよ」と人気推理作家が言い、「私は霊と会話ができるんです」と妻が言った。誰もいない2階から内線電話が・・死んだはずの人から電話が、そして死体を発見。まさか幽霊が死んだとは。

「海より深く」では、15年前の少女の死。「私の父が殺した」と一人の女性が言ってきた。女性の父親は自殺をしている。はたして本当に父親は少女を殺したのか。

「火葬場の煙はななめに上がる」では、叔父の死のために火葬場に来た素代、そこで学生時代の友人の早瀬秋人と出会う。そこでふと望遠鏡で見たのは死んだはずの叔父の姿。ではここで・・誰?

「見知らぬ人への挽歌」「家路の終わり」

さあ、宇野警部、夕子、事件解決のためにあなた方の力が必要よ!

(文/ののこ)

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