佐藤道夫「検事調書の余白II 法の涙」 2018年10月7日 / コメントする 法は使いようによっては善にも悪にもなる。テレビ朝日系で放映されたドラマ「京都地検の女」の元になったエッセイでもある。 事件を扱ったものばかりでなく、行政、政治など幅広い分野についても書かれている。裁かれる人の心、裁く人の人情、それがいつしかドラマを作り出していく。 法律についてわかりやすく書かれていて、それ一つずつが何かを訴えてくる。さすが元検察官の経験が生かされた文章だと思う。 (文/ののこ)