椎名誠「海ちゃん、おはよう」

この話の主人公が結婚をし、妻の妊娠、出産、育児を男性、つまり父親の目を通して愛情いっぱいに書かれた小説です。海ちゃん。これが新しく生命をうけた赤ちゃんの名前です。

初めて妻の妊娠を知り、心ならずも狼狽し、それも女の赤ちゃんである場合の若いお父さんの戸惑い。赤ちゃんとはなんなのか、可愛いけどどうつき合ったらいいのか、実際においても、この、毎日のように変化、成長していく小さな人間との愛情を持った付き合い。

この本は作者が実際に経験したことを踏まえて、小説として書かれている。これから体験しようとする若い父親予備軍、又は子育てにあたふたしている新米パパさんそれとも、もう子育ても終わり、子供にどう接していいか分らないお父さん、みんなが子供に対する愛情を考え、思い出し、もう一度、父親としてこの本を読んで頂きたいと思う。

(文/ののこ)

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