上野正彦「『藪の中』の死体」

名作中の殺人の謎。たとえば森村誠一の「精神分析殺人事件」、横溝正史の「犬神家の一族」、芥川龍之介の「藪の中」、実際にあった「下山事件」などについて、数多の死体を検案してきた元東京都監察医務院長の目を通して事件の真実を探 るという、ちょっと変わった作品である。

これからはこれらの本を読むとき謎解きという楽しみも加わるであろう。

(文/ののこ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です