高橋克彦「だましゑ歌麿」 2018年10月8日 / コメントする 寛政二年、江戸の町は大嵐による高波が襲い、深川一帯が被害を受けた。 時は松平定信の時代。絵師・歌麿の女房おりよが無残な姿で発見される。 一体、彼女に何が起こったのか? 歌麿の絵に込められた意味は? なぜおりよは殺されなければならなかったのか。疑問が疑問を呼び、それを解こうとする同心・仙波。 やがて事件は核心に触れていく。そこには意外な黒幕の影が潜んでいた。 (文/ののこ)