五十嵐貴久「パパとムスメの7日間」 2018年10月4日 / コメントする ひょんな事から他人と心が入れ替わるという小説は結構いろいろあると思うけれど、今回のこの小説は親子で、それも普段うるさく思っている父親と今風の女子高生娘が列車事故をきっかけに入れ替わってしまう。 娘のあこがれの先輩とデートするはめになる「体は娘、心は父親」。それを複雑な思いで見つめる「体は父親、心は娘」。 二人の視点で書かれたこの小説は、ハラハラドキドキ家族の愛の大切さを 現した作品だと思う。 (文/ののこ)