新元号「令和」の発表を見ずに逝ってしまった友人、令和を迎えることなく逝ってしまった知人、平成を終わりにして亡くなる人が気になった日々だった。
亡くなる知人が多いと、次は自分かと思ったり、対岸の火事ではいられなくなる。時代の区切りとは言え、そんなときに死ななくてもな……と思ったりもする。それくらい、ここ数ヶ月は何人かの知り合いが亡くなった。
通夜や葬式に参列した人からは、亡くなった人の死に顔を見て、安らかな顔をしていて安心した。みたいなことをよく聞く。ぼくはうがった見方をしてしまうので、それは葬儀屋さんが、上手く作ってくれたのだろう。と思ってしまう。苦しかっただろうし、まだやり残したこともあったのだろうと。
人は100%いつか死ぬ。寿命と言えばそれまでだし、何回か死にかけてきた自分が言うのもなんだが、いつか死ぬということに対してまだきちんと受け入れられていない自分がいる。
【元記事:B-Search NEWS No.1388】