第81回「キャッシュレス社会、道半ば?」

フリマアプリで物を売ることをやっていると、宅配料金が気になってくる。いかに安く送れるかを考えてしまう。

今年始めに、ヤマト運輸のクロネコメンバーズカードというものを作った。このカードにチャージしておくと、そこから運賃を支払えるらしい。しかもこのカードで支払うと、クロネコメンバー割と言って現金で支払うより少し安くなるようだった。

キャッシュレス促進のためにやっているものと思っていた。初回はチャージついでの利用で普通に使えた。クロネコメンバーズのマイページにアクセスすると、利用履歴や残高も確認できる。

そして先日、2回目の利用をしようしたところ、カードを提示すると、手元の機械で「残高が0円ですね」と言われた。初回の時に5000円もチャージしたのだ。そんな馬鹿なと思ったが、仕方なく現金で支払った。

帰ってから、ウェブにアクセスしてみる。残高は、ぼくの予想通り4000円ちょっとあった。利用履歴も1回使った記録がある。おかしいと思い、ヤマト運輸にこれまでの経緯をメール問い合わせした。すぐに返事が来て、それはそれはとても謝っている文面が来た。

電話番号を教えてくれと書いてあって、面倒だなと思っていたら1日経って、いきなりヤマト運輸の担当店の人が自宅にやってきた。「すみません。僕のミスでした」と言われた。

ヤマト運輸のキャッシュレスは、クロネコメンバーズカードだけだと思うのでミスする余地があるのかと思ったけど、そうですかと言うしかなかった。数百円の差額を弁償してほしいと思ったけど、そこまでは要求しなかった。

以前、こんな記事を書いた。

第17回「キャッシュレス社会、早く来い」

しかし、今回のようなことがあるとまだまだだなと思ってしまう。なんちゃらペイも乱立している時代、お店の人も訳分からなくなるだろう。

【元記事:B-Search NEWS No.1394】

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