第37回「おっさんJAPAN」

サッカーワールドカップを観ている。サッカー観戦は好きな方で、好きなスポーツは?と聞かれたらサッカーと答えるだろう。

4年ごとに開催されるワールドカップは、始まる前からいつもワクワクしていた。強豪国の試合を観るのは楽しい。

しかし、今回のワールドカップ前は、全くワクワク感がなかった。常連のイタリアやオランダが予選落ちで出ていないからだ。

それだけ弱小と言われていた国が実力をつけてきたということなんだろうが、おまけに日本の前評判もすこぶる悪かったので、ワクワク感は未だかつてないほど無かった。

ところが、始まって間もなく行われたスペイン-ポルトガル戦を観て、サッカーって面白いなと思った。

さらに日本が初戦のコロンビア戦を勝利したことにより、またぼくの中でのサッカー熱が再燃したように思われる。

「おっさんJAPAN」と言われる今のサッカー日本代表。ベテラン選手ばかりで、はっきり言って未来は無い。「おっさん」という言葉は、常に揶揄やヘイトに近い形で使われる。おっさんというカテゴリーに属している自分も何だか複雑な気持ちがする。

30になったときくらいに、30歳過ぎたら男は良くなる。モテるようになる。いぶし銀が出てくると言われたものだが、そういう感じは一切ない。修行が足らないのだろうか。

【元記事:B-Search NEWS No.1346】