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紅い徒花

2010.09.12 しあわせの棺

君が言うところの強がりは
あの人たちいわく負け惜しみで
そんなものに頼って縋って
僕は無気力を装っている

眼球が腐り落ちる前に
光を見てみたいとは思うけれど
空になった僕じゃ届かない
白昼夢の死体はいつだって自分自身

総てを無に戻せないのならば
僕だけが無に還りたい
過去の証拠をつれて呼吸を止める
それだけが唯一の奇跡
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