『幻燈』展覧会

http://a.sanpal.co.jp/hokutoh/information/
http://www.geocities.jp/bbtugeken/


14日から幻燈展が開催されています。27日まで。お時間のある方もない方も是非!!!以下北冬書房公式サイトより。


開催日時:2010年5月14日(金) 〜27日(木)
場所:世田谷下北沢・ギャラリー「ラ・カメラ」にて。(午後2時〜9時)
〒155-0032 世田谷区代沢4-44-12 茶沢通り沿いビル2F
tel&fax 03-3413-9422
お問い合わせ:北冬書房 ℡:03-3468-7782 メール:redon_o@yahoo.co.jp


出品作家
天野天街安部慎一、秋野すすき、石井隆うらたじゅん、おんちみどり、河内遥、菅野修、甲野酉、斎藤種魚、新谷成唯、鈴木翁二、角南誠、つげ義春つげ忠男、永井サク、西野空男、ネズ実、原マスミ、藤宮史、三橋乙揶山田勇男、山羊タダシ、他。
連日イベント
5月14日 オープニングパーティー西野空男紙芝居 19時〜
5月15日 宍戸幸司(割礼)ソロライブー、山田勇男作品上映 19時〜(1500円)
5月16日 つげ義春の世界を語るー佐野史郎トーク(映像あり)19時〜
5月17日 鈴木清順と大正アナキズムー久保隆講演 19時半〜
5月18日 山下菊二と白土三平ー山羊タダシ、小林坩堝、高野慎三 19時半〜
5月19日 湊谷夢吉・銀河画報社・山田勇男ー映画&ゲストトーク 19時半〜(1000円)
5月20日 鈴木翁二三橋乙揶天野天街トーク+映像「鈴木翁二会いに行く」&シバライブ 19時半〜(1500円)
5月21日 天野天街の世界ー天野天街・少年マルタトーク&少年マルタライブ 19時半〜(1500円)
5月22日 つげ忠男の世界ーつげ忠男原マスミ対談(司会・石川淳志)&映像 17時〜
5月23日 うらたじゅんの世界ーうらたじゅん、梶葉子、おんちみどり、星希代子座談会 19時〜
5月24日 実験映画とアニメーションー角南誠・ネズ実 19時半〜
5月25日 安部慎一の世界ー未公開最新ドキュメンタリー映像 19時半〜
5月26日 菅野修独演会「夜行・幻燈の作家たち・斉藤種魚」 19時半〜
5月27日 復活「漫画主義」つげ義春石井隆を語る! 山根貞男梶井純権藤晋 19時半〜
各プログラムの定員は50名、先着順です。整理券は当日16時より配布します。

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小林は18日(火)のトークイベントにて、山羊タダシ氏、高野慎三氏とともに山下菊二、白土三平石子順造黒田喜夫等について話す予定です。わたし個人としましては主に黒田喜夫についてお話しすることになるかと思います。

『走馬燈 4号』

alternative Hardcore Comics走馬燈04


【マンガ】
おんちみどり…階段町の人々
藤宮史…〈予告編〉或る押入れ頭男の話・街のなか
斎藤種魚…東京バイオ
まどの一哉…苦行君の湾岸労働
西野空男…+
片桐慎治…みどりの夜
ネズミ…額にて
羽鳥よしゅあ…大久保さん
甲野酉…残像
西野空男…私の話
大西真人…大野原停留所
山羊タダシ…水郷から


【詩】
広田修…空間の定義
梶葉子…始まりの物語
小林坩堝…夜盗


【評論・エッセイ】
小林坩堝×山羊タダシ…対談・桐山襲をめぐって
権藤晋少年王者舘随想
「時間と存在」を巡るドラマのリアリティ
久保隆…映画『カムイ外伝』の彼方
石澤治信…マヤ・デレンの影
 アメリカ実験映画の母の作品を観直す
宮岡蓮二…アパート、記憶の古層へ1
片桐慎治…跋折羅社疾風怒涛 第四回


走馬燈 第4号 
A5判 212頁
頒価1000円
発行*書肆フリークス E‐mail aq6@hotmail.co.jp 



*5月7日以降、以下のお店で取り扱って戴いています。
万力のある家
タコシェ
模索舎
ガケ書房(京都)
蟲文庫(倉敷)

*直接注文は aq6@hotmail.co.jpまで、住所を明示していただければ
本と郵便振替用紙を送付します。送料、振振替手数料はサービスです。


詳細は走馬燈公式ブログをご覧ください。
http://doujinnsisoumatou.blog95.fc2.com/blog-entry-19.html

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走馬燈』ついに4号。充実の一冊です。どうぞご一読を。
わたしは詩『夜盗』、対談『桐山襲をめぐって』で参加しています。


走馬燈』執筆者が多く参加している『月刊架空』も3号まで刊行されており、
こちらも要注目です。
⇒Web架空…http://www.geocities.jp/bbtugeken/0wk00.html

『kader0d 4号』

このたび広田修さん(http://albatros2.blog27.fc2.com/)主宰の同人誌『kader0d』に同人として参加することになりました。以下4号の告知です。kader0d公式ブログ(http://kader0d.3rin.net/)より転載。


kader0d4号の予約を受け付けています。定価は600円のところ、予約注文に限って400円(郵便料込)とさせていただきます。ご購入希望の方はお名前(ご本名)・ご住所と郵便番号・部数の3点をお書きになったうえでsgkkn@olive.plala.or.jp(広田修)までメールをお送りください。折り返し確認のメールを差し上げます。個人情報に関しましては当誌で責任をもって管理します。
詳細は以下のようになります。


*詳細*


<詩>
一方井亜稀 薄明
広田修 探索 他人 熟語 連想
田代深子 帰参
小林坩堝 走馬燈
もときえか Un Dia
<散文>
田代深子 幽霊の居所III 旅するこころ 七人ミサキと旅小説
広田修 さよならパリ−−高塚謙太郎とボードレール
一方井亜稀 なだれ込む手前の、あるいは飛翔を−−関口涼子『熱帯植物園』を読む
佐原怜 幻の星座の輝く地上−−杉本徹『ステーション・エデン』について
<ページ数>64
<定価>400円
<発行人>広田修
<編集>本橋理英子
<発行日>五月中(予定)


http://kader0d.3rin.net/Entry/13/

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なお、5月23日に開催される文学フリマでも販売されます。
以下転載です。


5月23日、11時から16時まで、大田区産業プラザPiOで文学フリマが開催されます。
http://bunfree.net/
このページを参照してください。
会場アクセス
http://bunfree.net/?%C3%CF%BF%DE


そこで、kader0dは「並四ラジオ」さんに委託して、3号と4号を販売します。


ブース名「並四ラジオ」 ID Q−05  です。


両号とも数に限りがございますので、お早めに来ていただければ幸いです。
3号は500円、4号は400円で販売します。

なお、並四ラジオさんは、
あおばさんの新刊、100円の手作り詩集「椋鳥」。
あおばさんの所属同人誌「みゅう」(最新号見本誌)及びメンバーの個人詩集
オート三輪アンソロジー「車輪人間」(詩学社刊)
参加「iPプロジェクト」のアンソロジー詩集(太陽書房刊) 
http://www.taiyo-g.com/anthology.html
を販売し、アトラクション物品として「並四ラジオ3号」を展示なさいます。


ブースの半分では「44プロジェクト」参加の作品集が販売されるそうです。http://44project.web.fc2.com/


http://kader0d.3rin.net/Entry/14/

『幻燈 10号』

幻燈 10号


「夏の午後には」うらたじゅん
「嵐々電々」うらたじゅん
「性と生活」菅野修
「古本海岸」おんちみどり
「彼女の思い出」角南誠
「或る押し入れ頭男の話・箱舟」藤宮史
「或る押し入れ頭男の話・終章」藤宮史
「タスケ」斎藤種魚
走馬燈西野空男
「行ってきます」永井サク
「背中」片桐慎治
「香り」海老原健悟
「意識」木下竜一
「灰と煙」山羊タダシ
「きれ間」ネズ実
「三人」甲野酉
「人魚」山田勇男


対談「無意識の世界と夢―少年王者舘公演『夢+夜』にふれて」天野天街山田勇男
「アクチュアリティと無化―少年王者舘『夢+夜』を観て」金ゐ國許
対談「高橋和巳の現在」小林坩堝・山羊タダシ
鼎談「映像表現とマンガ表現」山田勇男・ネズ実・角南誠
詩「街―花ははやく散れ雨の叙事」「さよなら夢幻島」小林坩堝


表紙・つげ義春
ISBN 978-4-89289-133-5
A5版・312頁
2009年11月23日
北冬書房

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全国の書店のほか北冬書房オンラインショップでもご購入頂けます。
http://a.sanpal.co.jp/hokutoh/publishing/

中央線快速電車

新宿のガード下ではいつも男も女も大人も子供もみんなみんな座り込んで顔だけこちらに向けているんだ
わたしはその顔ぜんぶに見覚えがあって、
だけど電車は残酷にスピードを上げてゆくのさ
暗いホームにすべり込み、ドアがひらく、
そこでわたしは気づく
ずっと、ガラスの反射にゆがんだ自分の顔を見つめていただけだったってことに


ドアのひらく瞬間、
たくさんの見えない運動体に引きずられるようにして、
つらい引力に逆らう間もなく、
「新宿、新宿〜」
もうどこでもおまつりは終わってしまっていて、
くすぶる残り火をみるために、
ときどき人々が集まっていると聞いた
わたしはマッチを持っているけれど、
ポケットのなかでくだけてしまった
こんなものでも役に立つだろうか?


ホームは濡れていてよくすべる
だからか、
だからではないだろうけれど、
次つぎ人が線路のうえに転落してゆくのがみえる
わたしは、わたしは、
ホームの端のところで転んでしまって、
落ちるまえに電車がすべりこんできた
車両とホームの隙間から、
わずかにみえた、
手、足、
ずっと続いてある
レール


東の窓から陽が沈むのをみた
レコード逆回転、逆回転
かけて
「なんか言った?」
いえ、あ、
すぐに針は折れてしまうのだから。


朗らかな午後だ、
もうやめよう
くるいそうになりながら、
かたい座席にありったけの重さを乗せて、
どこかへ飛んで行っちゃいそうだ
もうやめよう
きみ、名前はなんといったっけ
なんにも言わなくていいから、
もうやめよう
手を繋いでいて欲しい
バイバイ。


教室から飛び出した
わたしも、きみも、
つぎはどうする?
パァン


警笛だ
ここはどこだろう
ほどけないヘッドホンのコードだとか、
汚れた棒きれ、
ふるいレコード、
パァン
シグナルは青の異常なし


パァン
あかるいね



あかいね。

『走馬燈 第3号 QOM』

走馬燈 第3号 QOM


表紙装画*山羊タダシ


収録作品
(言葉たち)
西野空男「Maiden Voyage――菅野修を彷徨う」(付録、菅野修作品リスト+関連史)
 *漫画家・西野空男による20ページに及ぶ仙才・菅野修の初の本格的評論!!
久保隆「つげ義春窓の手』について」
甲野酉「メジャーとマイナーの幸福――『自虐の詩』と『幸福番外地』」
権藤晋「クストリッツアとユーゴ内戦」
宮岡蓮二跋折羅社疾風怒濤 第3回」

梶葉子「シビュラのうた」
小林坩堝「ヒカ・Ⅲ」


(漫画たち)
山羊タダシ「地平線と空」
きさらぎ文「お墓参り」
三本美治「地下鉄配達グランプリ」
羽鳥よしゅあ「ガッタン・ポッポ」
片桐慎治「海への距離」
キミイルキミナル「倒錯者の散歩道」
おんちみどり「まんがおんち」
村崎順平「GRAPE68」
斎藤種魚「悪路王子サイファ
まどの一哉「戦場」


走馬燈 第3号 QOM(キョム)
A5判 200頁
頒価1000円
発行*2009年9月21日 書肆フリークス 
E‐mail teppoya@camel.plala.or.jp

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詳細は
http://doujinnsisoumatou.blog95.fc2.com/blog-entry-15.html#more


サイトからの直接注文のほか、以下のお店で購入できます。

万力のある家
喇嘛舎
タコシェ
模索舎
ガケ書房
蟲文庫

『遠来 vol.1』

遠来 vol.1


矢木あや子「フィラメント」
奥津ゆかり「硝子の骨」
小林坩堝「でらしね
文月悠光「ジャンク」
八柳李花Eclipse



A5版 12頁
2009年8月1日発行

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主宰は八柳李花さん。
残部わずかですが、
小林の手もとにある分を無料でお配りしています。
ご希望の方はjsgkp442◎yahoo.co.jp(◎を@にかえて下さい)宛に
お名前とご住所をお送り下さい。
確認次第発送いたします。

※配布は終了しました。

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現代詩手帖』10月号詩誌月評欄にて『遠来 vol.1』が取り上げられています。評者は渡辺玄英氏。八柳李花さんの詩「Eclipse」とともに、私の詩「でらしね」が評されています。