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poem.2015.12.06

古くさいこの気持ちでは

見るものも古くさくなって


空を見ているのか

それとも空を 見ているぼくを

ぼく自身を見ているのか


わからなくなってしまった


きょうこんなにもきれいな空は

いつか忘れた くだらない記憶の

あの景色よりもきれいかな?


なにも変わらないなら

なにもかも変えてしまうのは

あまりにも自分勝手なぼく自身


⋆今日の空は、きれいだなあ⋆

poem.2015.10.05

傷ついたあなたを見て

わたしも傷ついた

心は、目に見えないんだっけ


あなたの嫌な姿より

静かな行いを信じようと

いまは後悔しているよ


責めてくれてもよかった

あなたのかわりに

わたしはわたしを責めてしまう


もう数えるだけを残して

なぜ気づいたのだろう

あなたも人だったのに


故郷より届いた風が

空しさに似ている

なにか思い出すように

振り返った世界に

二人を包む青い影

それはまるで空のような


⋆共通の悲劇⋆

poem.2015.08.03

かなしい現実が
大波となって
身を砕くそのとき
いまだ知られぬ
まぶしい煌めきで
魂の切り返しを

みなれた印象が
悪癖となって
ありふれるそのとき
いまだ見られぬ
するどい切っ先で
魂の切り返しを

つめたい将来が
慟哭となって
たちこめるそのとき
いまだ聞かれぬ
やさしい音色で
魂の切り返しを

大地は枯れ 空は崩れ
厳しさをましてゆく
身を焦がし 意志をくじき
まるで人を試すように

脚は萎え 声は消え
静けさにみちてゆく
身を落とし 意志を殺し
まるで到来を待つように

あくなき情熱が
衝動となって
胸を打つそのとき
いまだ呼ばれぬ
たしかなその腕で
魂の切り返しを

poem.2015.03.11

あの日から
時間はわたしをつれさり
まるで今日という日は
許しを請うように訪れる

あの日から
感情はわたしをおきさり
まるで今日という日は
歴史をなぞるように訪れる

内なる咎めに身を任せれば
人間の形式を外れたくなる
生身のわたしに
一体なにができるのだろう

あの日から
戦いはわたしをつれさり
まるで今日という日は
覚悟を試すように訪れる

あの日から
かたちを変えても
なにも変わらぬように
今日はあの日を思い出す

やがて来る冬に種をまく

やがて来る冬に種をまく

yusakukaneko:
“tumblerにて先行して告知。
2015年1月16日から2月1日まで私の写真展を開催します。 詳細は画像に記載。
タイトルは
「君は悲しみの青い空をひとりで飛べるか」です。
これまで撮影してきた一部と詩をのせて私の空間を作り上げます。
”
すてきな写真を撮る方です

yusakukaneko:

tumblerにて先行して告知。
2015年1月16日から2月1日まで私の写真展を開催します。 詳細は画像に記載。

タイトルは
「君は悲しみの青い空をひとりで飛べるか」です。

これまで撮影してきた一部と詩をのせて私の空間を作り上げます。

すてきな写真を撮る方です

(via yusakukaneko-deactivated2016062)

poem.2015.12.06

古くさいこの気持ちでは

見るものも古くさくなって


空を見ているのか

それとも空を 見ているぼくを

ぼく自身を見ているのか


わからなくなってしまった


きょうこんなにもきれいな空は

いつか忘れた くだらない記憶の

あの景色よりもきれいかな?


なにも変わらないなら

なにもかも変えてしまうのは

あまりにも自分勝手なぼく自身


⋆今日の空は、きれいだなあ⋆

poem.2015.10.05

傷ついたあなたを見て

わたしも傷ついた

心は、目に見えないんだっけ


あなたの嫌な姿より

静かな行いを信じようと

いまは後悔しているよ


責めてくれてもよかった

あなたのかわりに

わたしはわたしを責めてしまう


もう数えるだけを残して

なぜ気づいたのだろう

あなたも人だったのに


故郷より届いた風が

空しさに似ている

なにか思い出すように

振り返った世界に

二人を包む青い影

それはまるで空のような


⋆共通の悲劇⋆

poem.2015.08.03

かなしい現実が
大波となって
身を砕くそのとき
いまだ知られぬ
まぶしい煌めきで
魂の切り返しを

みなれた印象が
悪癖となって
ありふれるそのとき
いまだ見られぬ
するどい切っ先で
魂の切り返しを

つめたい将来が
慟哭となって
たちこめるそのとき
いまだ聞かれぬ
やさしい音色で
魂の切り返しを

大地は枯れ 空は崩れ
厳しさをましてゆく
身を焦がし 意志をくじき
まるで人を試すように

脚は萎え 声は消え
静けさにみちてゆく
身を落とし 意志を殺し
まるで到来を待つように

あくなき情熱が
衝動となって
胸を打つそのとき
いまだ呼ばれぬ
たしかなその腕で
魂の切り返しを

poem.2015.03.11

あの日から
時間はわたしをつれさり
まるで今日という日は
許しを請うように訪れる

あの日から
感情はわたしをおきさり
まるで今日という日は
歴史をなぞるように訪れる

内なる咎めに身を任せれば
人間の形式を外れたくなる
生身のわたしに
一体なにができるのだろう

あの日から
戦いはわたしをつれさり
まるで今日という日は
覚悟を試すように訪れる

あの日から
かたちを変えても
なにも変わらぬように
今日はあの日を思い出す

やがて来る冬に種をまく

やがて来る冬に種をまく

yusakukaneko:
“tumblerにて先行して告知。
2015年1月16日から2月1日まで私の写真展を開催します。 詳細は画像に記載。
タイトルは
「君は悲しみの青い空をひとりで飛べるか」です。
これまで撮影してきた一部と詩をのせて私の空間を作り上げます。
”
すてきな写真を撮る方です

yusakukaneko:

tumblerにて先行して告知。
2015年1月16日から2月1日まで私の写真展を開催します。 詳細は画像に記載。

タイトルは
「君は悲しみの青い空をひとりで飛べるか」です。

これまで撮影してきた一部と詩をのせて私の空間を作り上げます。

すてきな写真を撮る方です

(via yusakukaneko-deactivated2016062)

poem.2015.12.06
poem.2015.10.05
poem.2015.08.03
poem.2015.03.11

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