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「ホームレスの詩」(聞き書き・構成早川三郎/遊タイム出版)
大阪駅のガードの下で色画用紙を無造作に切ったものに書かれた短歌。ツネコさんはそこで自分の短歌を売っている。彼女は身寄りもなく、一人暮らし、年も取り貸してくれる住まいもない、ホームレスになるしか手がなかったらしい。 そのような、彼女の、過去なぜホームレスになったか、そして生き様を聞き書きという形でこの本は著している。 「私の名前はツネコ。姓は忘れてしまいました。年は六十八歳。住所は大阪阪急の梅田高架下とでもしておきましょうか。いわゆる住所不定というやつです。」 書き出しはここから始まる。幸せだった頃のこと、ギャンブルのこと借金のこと、ここでは色々な話が彼女の口をとおして語られている。 人生はドラマとかいうけれど、まさに彼女の人生は波瀾万丈といっても過言ではないと思う。彼女の作品を一つ紹介しよう。 「欲言わんPOCKET一ぱいだけで良い幸は私の前でまわれ右する」―ツネコ そんな彼女も2000年、大阪の福祉アパートで静かに余生を閉じた。七十六歳だった。 (文/ののこ) 本の詳細&購入→ Amazon.co.jp/楽天ブックス
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