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● 町田康

「告白」(中央公論社)

安政4年、一人の男の子が誕生した。城戸熊太郎。彼がこの物語の主人公なのだ。

気弱な少年が明治に入ると飲み打つ買う完全な無頼ものになっていた。やがて彼は弥五郎と知り合い、益々悪の道へと踏み込んでいくのであった。

人は何故人を殺すのか・・これをこの物語の根本として河内音頭でも歌われた、実際にあった大量殺人「河内十人斬り」をモチーフに書かれている。

この反社会に生きるこの犯罪者の心理。これは永遠のテーマに迫る迫力である。彼はどんな心情で犯罪をおかしていったのだろうか。

(文/ののこ)

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