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● 福本清三

「どこかで誰かが見ていてくれる −日本一の斬られ役・福本清三−」(小田豊二 聞き書き/集英社文庫)

2003年は、福本清三にとって素晴らしい年であったと思う。なぜならトム・クルーズによるハリウッド映画「ラスト・サムライ」に寡黙な侍役で見事にデビューしたのだから。

60歳にしてのこの見事な演技に日本のマスメディアやアメリカのマスメディアさえ注目したのだからいうことはないと思う。まさにこの「どこかで誰かが見ていてくれる」の題のとおり、日本のファン及び世界の人たちが注目していると証明された訳であると思うと、私自身嬉しく思う。

そしてその撮影が終わり、日本に戻られても驕る心は持たず、淡々と斬られ役やいつもの彼の撮影されるシーンには感服させられる。ここに書かれているのは彼の生い立ち、デビュー、映画での苦労話など、彼の独特の口調で書かれているのが興味をひく。2万回斬られた男としての彼の斬られ役としてのこだわりには拍手を贈りたいと思う。

そして今年もこれ以上の活躍を期待していきたい。今年は新しい彼の本が出るという。この本の発売を私は今から楽しみにしている。

(文/ののこ)

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「おちおち死んでられまへん―斬られ役ハリウッドへ行くー」(小田豊二 聞き書き/集英社)

とうとう待ちに待った福本清三さんの第2弾が発売された。主人と本屋へ行ったとき、見つけてうれしくて買ってしまった。

今回の本は凄い。福本さんが以前出演していた映画やテレビなどが写真や、ファンクラブ会長さんが提供してくれたおすすめリストに、見所までもが書かれていて、ファンである、私たちにもうれしいプレゼントといえよう。

今回は彼の生い立ちはもちろん、トム・クルーズと出演した「ラストサムライ」についても書かれている。撮影での苦労話や日本とハリウッド映画の撮影方法の違い、などなど楽しめるお話が十分ここに書かれているのがうれしい。

「ラストサムライ」の撮影中に定年を迎えた話とか、大勢で祝ってくれた話とか。カツラを使わないため、自分の髪で髷(まげ)をゆったこと。日本に帰ってきて、また撮影所の掲示板の前に立っているとか。

前作の「誰かがどこかで見ていてくれる」のように、黙々と自分を信じ、斬られ役に徹し45年以上頑張ってこられ、最高のプレゼントを頂きましたね。そう、あなたを見続けている人々がたくさんいるのですよ。小田さんが おっしゃられているように定年なんてあなたにはありません。

さあ、ファンのみなさん、そうでないみなさんも一度はこの本を読んでみようではありませんか。

(文/ののこ)

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