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● 大倉崇裕

「三人目の幽霊」(東京創元社)

記者に憧れ、大手出版社に入社した間宮緑、彼女が主人公である。

そんな彼女の思惑が違い、辞令を受けたのが「季刊落語」編集部勤務である。そこは編集部員総員2名、つまり、緑と上司の牧大路である。彼はこの道30年のベテランで、人並みはずれた洞察力をもって、事件を次々と解決していく。

この本は5つの話から出来ている。落語をとおして、色々この大路のアドバイスを受けながら、落語には“おち”が見えない事件を信じがたい方法で、緑と大路のコンビが掛け合いをしながら解いていく。

事件が落語がらみなのが面白いと思うし、落語のさわりがあるのがまたいい。普段、日常でも起こりうる事件を元にしている。

(文/ののこ)

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